おはようございます。

政府は補正予算案を公表し、国会に提出しました。 以下主な関連事業案の紹介です。

分野 内容 予算案額
核融合エネルギー 多様な炉型に取り組む核融合スタートアップ等の研究開発支援 600億円
GX製造サプライチェーン 水電解装置、浮体式洋上風力設備、ペロブスカイト太陽電池、燃料電池、関連部素材・製造設備 約845億円
地熱資源 地熱資源開発支援 12億円
高効率給湯器 ヒートポンプ給湯機など高効率給湯器導入支援 570億円
クリーンエネルギー自動車 クリーンエネルギー車(EV等)の導入促進補助金 1100億円
小型モジュール炉(SMR) SMRサプライチェーンの確保 122億円
スマート農業(農水省) スマート農業技術の導入支援 約900億円

💸今週は充電、電力調整系が資金調達を実施したと発表しました。


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📰今週のニュース

✔新潟県の花角知事は柏崎刈羽原子力発電所の再稼働を容認する方針を表明しました。地元同意の手続きが年内に終了すれば、6号機は早ければ来年1月に原子炉が起動し、年度内に営業運転開始が見込まれます

🎤また、27年度の再稼働を目指す北海道の泊原発3号機についても、鈴木知事が再稼働に前向きな見解を示すなど、東日本で原発再稼働への動きが高まっています。

👷他方、中部電力は浜岡原発の工事で取引先へ数十億円の未払いが発覚し、原子力本部長と原子力部長が引責辞任。原発の安全性には影響していないとのことですが、ガバナンス体制が問われています。

🏗️核融合発電の実証に向けた日本の産学連携組織FASTは、原型炉の基本的な仕様の設計を完了したと発表しました。2029年に建設に着手し、35年に発電実証が始まられる予定です。

🌊北部九州に洋上風力発電の産業集積が進みつつあると日本経済新聞が特集しています。北九州市や長崎市では部材製造拠点の整備が進み、北九州港は西日本唯一の洋上風力組み立て・保守拠点となる基地港湾に指定されています。


💵資金調達

🚘️EV充電インフラ事業を展開するプラゴは、東証プライム上場企業複数社等より、シリーズAラウンドにて、総額29億円の第三者割当増資を実施したと発表しました。

🐖養豚DXとカーボンクレジットを通して持続可能な畜産の実現を目指すEco-Porkは、慶應イノベーション・イニシアティブ、カクイチ、ひがしん-SNETI投資事業有限責任組合等より、総額14億円の資金調達を実施したと発表しました。

⚡️需要家を対象とする電力リバースオークション等を提供するエナーバンクは、SMBCベンチャーキャピタル、みずほキャピタル、三菱UFJキャピタル、第一生命保険株式会社より、シリーズBラウンドのセカンドクローズとして総額2.4億円の第三者割当増資を実施したと発表しました。

🐟️陸上養殖システムの設計・開発およびサーモンの養殖・販売を行うFRDジャパンは、農林中央金庫より第三者割当増資を実施したと発表しました。


⇧ファンド設立・買収・IPO

🔋Power X:蓄電池スタートアップのパワーエックスが12月19日を予定日として東証グロースに上場すると発表しました。調達した資金を新たな大型蓄電池の研究開発や玉野市内に置く生産拠点の拡充などに生かし事業拡大に弾みを付け、主幹事証券会社は三菱UFJモルガン・スタンレー証券、モルガン・スタンレーMUFG証券、SMBC日興証券の予定です。

💳Angel Bridge Unicorn Fund3号:独立系ベンチャーキャピタルのAngel Bridgeは、260億円の3号ファンド「Angel Bridge Unicorn Fund3号」の募集を完了し、運用を開始したと発表しました。シード/アーリー/ミドルの初回投資ステージの幅広い事業領域のスタートアップが投資対象となります。

💴デライト・ベンチャーズ・ビルダー3号:立系ベンチャーキャピタルのデライト・ベンチャーズは、50億円規模の「デライト・ベンチャーズ・ビルダー3号ファンド」を設立したと発表しました。AIを基軸とした「産業構造の変革」等を重点投資テーマとし、創業期〜シード期の起業家を支援するとのことです。


以上、日本や世界でのClimate Techに関する情報をご紹介しました。それでは、良い一週間をお過ごしください!

Climate Techに関する新しいアイデアや、イベント、関心/興味のあるトピックがあれば、ぜひClimate Tech Japanにまでお寄せください。


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🌎 令和7年度補正予算案 #133