11月の気候変動関連のイベント・公募
今年も早いことに、あと2ヶ月を残すばかりになりました。少しずつ肌寒い朝晩が増えてきましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか？🍂🍁
今月は6日（日）から18日（金）にかけて、第27回国連気候変動会議COP27がエジプトのシャルム・エル・シェイクにて開催されます。各国首脳は昨年のグラスゴーでの公約をどう実現してきたか話し合い、気候変動に関連する今後数年間の取り組みを発表することになっています👀
この会議に向けて、各国は多くの公約と提案を発表してきました。たとえば、EUは2035年までにガソリン新車の販売禁止を宣言、米国ではインフレ抑制法（エネルギー安全保障や気候変動対策に3690億ドルもの資金を含む）が成立しました。ほかにも、EUの温室効果ガス削減のためのパッケージ「Fit for 55」やREPowerEU、日本のグリーントランスフォーメーション（GX）プログラム、エネルギー構成における原子力と自然エネルギーの割合を増やす韓国の新政策、中国とインドの野心的なクリーンエネルギー目標など、注目すべき動きが数多く見られました。
さて、COP27ではなにが予定されているのでしょうか？編集部でまとめてみました。
【COP27で予定されていること🤞】
1. 11月7日〜8日に、会議は世界の首脳が集うサミットにより開幕します。第1週は気候関連資金、脱炭素化、気候変動への適応、農業などのテーマが議論される予定です。第2週は、ジェンダー、水、生物多様性などのテーマを取り上げる予定です🌱
2. 各国は、気候変動対策における知見や提案、規制などを発表することになっています。日本の環境省も、ジャパンパビリオンの出展予定を公開しています🇯🇵
3. 世界経済フォーラムを中心に世界のトップ企業55社で構成されるファースト・ムーバーズ・コアリションは、11月8日（火）にCOP27の期間中に1周年記念会合を開催する予定です🎂
エジプトには遠くて行けない💦という方
11月25日（金）日本時間午後2時から行われる、地球環境戦略研究機関（IGES）主催のウェビナーをチェックしてみましょう。COP27の結果を分析・総括する内容が予定されています。
【その他のイベント】
- 広島県は、11月22日（火）にCIC東京と「ひろしまグリーンイノベーションセッション」をオンラインで開催します。
- 環境エネルギー政策研究所（ISEP）は、11月8日（火）にオンラインと現地のハイブリッドで、地域の脱炭素化を実現するPPA・再エネ調達の課題と展望に関するフォーラムを開催します。
[公募🗓️]
- 金融データ大手ブルームバーグが運営するブルームバーグNEFは、「BNEFパイオニアプログラム」に参加する、水素、金属、持続可能な農業といった領域におけるスタートアップとラボプロジェクトの応募を11月18日（金）まで受け付けています。パイオニア賞を受賞した企業・プロジェクトは、BNEFのパブリック・リサーチやサミットに参加し、BNEFのウェブ製品にも1年間アクセスできるようになります。
- 環境省は環境スタートアップ大賞の募集を開始しています。締め切りは12月16日（金）、受賞者は2023年3月の授賞式に招待されます。
以上、日本と世界における11月の気候変動関連のイベント・公募をご紹介しました。Climate Tech Japanでは、世界中のクライメート・テックの最前線や最新のニュースを毎週日本語で読者のみなさまにお届けします。🎉
ぜひ新しいアイデア、イベントや公募、興味・関心などお気軽に編集部までお寄せください。それでは良い一週間を！👋