🌎総裁選告示 #126

おはようございます。
自民党総裁選は本日、告示日を迎えます。各候補者は先々週から先週にかけて公約を発表しました。
株式市場では不動産株が上昇する一方、銀行株が下落しました。いわゆる「早苗買い」も見られます。一方、金利市場で先週の日銀決定会合の影響もあり、若干金利高の方向になっており、小泉内閣になる場合の金融政策のヘッジとみられています。特に、高市氏、小泉氏の間に激しい総裁選になる見込みです。候補者5人はいずれもスタートアップ支援、ディープテック分野の後押しを公約に盛り込んでいます。
💸今週は農業、電池系スタートアップが資金調達を実施したと発表しました。
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📰今週のニュース
📜JERAが米アラスカ産液化天然ガス(LNG)の調達に向けた検討に入ったと発表しました。11日、調達量や価格の交渉に向けた基本合意に進むための意向表明書(LOI)を開発会社と交わしました。調達交渉において前半戦のLOI時点での公表は異例です。調査機関によるとアラスカLNGの採算性が低いが、日米関税交渉でもテーマに挙がった案件なだけに日米双方で進捗をアピールする狙いもありそうです。
🇪🇺脱炭素分野のスタートアップを支援する欧州最大級のファンドEITイノエナジーが日本進出することがわかりました。日本政府と欧州連合(EU)が7月に発足で合意した「競争力アライアンス(連合)」の第1弾の事業となる予定です。トランプ米政権が脱炭素に消極的な姿勢を示すなか、連携して地球規模の課題解決を先導する狙いです。
経済産業省は17日、CCS技術の実用化に向け、石油資源開発による北海道苫小牧市沖での試掘を許可したと発表しました。また同日、千葉県九十九里沖での事業申請の受付を開始しました。東京湾を面する製造業からの排出量をパイプラインで輸送し、九十九里沖に貯留する計画です。政府の先進的CCSプロジェクトを見ると現在、日鉄とInpexが同じ区域にCCSプロジェクトの調査を進めています。
💵資金調達
🌾持続可能な農業の実現を目指し、AI搭載型自動収穫ロボットによるスマート農業を推進するAGRISTはグローバル・インフラ・マネジメントからシリーズB資金調達を実施しました。
🔋次世代リチウムイオン電池を開発・製造を行うTeraWatt Technology Inc.は、シリーズCラウンドにて国際協力銀行(JBIC)、GX推進機構、G. K. Goh Venturesより資金調達を実施したと発表しました。
🚛トラック向け自動運転ソリューションを開発するロボトラックはJICベンチャー・グロース・インベストメンツとSMBCベンチャーキャピタルから16.5億円の資金調達を実施したと発表しました。
🍍多様な作物・地域で培った知見を強みとするテラスマイルがシリーズBラウンドにて鹿児島堀口製茶、なんぎん地域未来応援ファンド、Future Food Fund 1 号、三菱UFJキャピタル10号より総額1億円の資金調達を実施したと発表しました。
🐳加水分解技術を活用し、革新的な食品原料開発を行う日本ハイドロパウテックは、Inabata Thai よりシリーズBにてとして約4億円の資金調達を実施したと発表しました。
☢️メカノケミカル有機合成技術を開発するメカノクロスはインキュベイトファンド、QBキャピタル、北洋銀行XTech Ventures、Spiral Innovation Partner、Angel Bridge、三菱UFJキャピタル、北海道ベンチャーキャピタルからPre Series Aラウンドにて10億円の資金調達を実施したと発表しました。
以上、日本や世界でのClimate Techに関する情報をご紹介しました。それでは、良い一週間をお過ごしください!
Climate Techに関する新しいアイデアや、イベント、関心/興味のあるトピックがあれば、ぜひClimate Tech Japanにまでお寄せください。
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