おはようございます。
スタートアップ向け融資である「ベンチャーデット」が急増しています。東海東京フィナンシャル・ホールディングス(FH)が参入し、みずほ銀行やりそな銀行、地方銀行も攻勢をかけています。株式発行と新規株式公開(IPO)に偏っている日本のスタートアップの資金調達は転換点を迎えつつあります。
英調査会社のプレキンによると、2024年のファンド経由でのベンチャーデットの新規供給は前年比7倍の4億6900万ドル(約700億円)でした。拡大の背景には、スタートアップへの株式投資を担うベンチャーキャピタル(VC)の苦境があると見られます。
💸今週は素材系が資金調達を実施したと発表しました。
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📰今週のニュース
✔東京電力の柏崎刈羽原子力発電所の再稼働を巡り、新潟県の花角英世知事の判断が大詰めを迎えています。知事は14日に同原発を視察しており、再稼働問題への県民意識調査の結果はすでに公表済み。11月中にも結論が示される見通しです。
💸政府は物価高対策などを盛り込む総合経済対策で、冬場の電気・ガス代を来年1~3月の3か月で計6000円程度補助する方向で調整に入りました。経済対策全体の規模は大型減税を合わせて計17兆円超とされる計画です。
📰SightlineとHSBCのレポートによると、Climate techはアメリカ以外でも世界各地で投資・イノベーション・内需拡大が進んでおり、米中欧以外にも、インド、中東・北アフリカ、ラテンアメリカ、シンガポールが有力地域として挙げられるとのことです。日本が代替エネルギーの生産キャパシティなどの分野で諸外国の後塵を拝していることもデータから浮き彫りになっています。
💵資金調達
🟤電気抵抗がゼロになる超電導素材を開発するJSAは、UntroD Capital Japanより、プレシリーズAラウンドにて総額5億円の第三者割当増資を実施したと発表しました。
🧪蓄電池やデータセンター用冷却液への応用も期待されるナノ粒子化技術による機能性有機材料を開発するNanoFrontierは、ジェネシア・ベンチャーズ、アニマルスピリッツ、モバイル・インターネットキャピタル、日東紡績より、シードラウンドにて、総額1.5億円の資金調達を実施したと発表しました。
以上、日本や世界でのClimate Techに関する情報をご紹介しました。それでは、良い一週間をお過ごしください!
Climate Techに関する新しいアイデアや、イベント、関心/興味のあるトピックがあれば、ぜひClimate Tech Japanにまでお寄せください。
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