おはようございます。

先週から関東地方で気温が急に変わり、温度が18度まで下がった日もありました。こういう季節かわり時期ですが、皆様体に気をつけてお過ごしください。

今週は電力、新素材系スタートアップが資金調達を実施したと発表しました。


👆新総裁のエネルギー政策

自民党総裁選で石破元幹事長が勝利、高市経済安全保障担当大臣を決戦投票で下し新総裁に選出されました。10月1日に総理大臣に就任する見通しです。積極財政を掲げる高市氏の勝利を織り込んでいた日経平均等の先物市場は反落、円高・債権安が短期的に進みました

石破新総理のエネルギー政策への立場については、再生可能エネルギー・省エネ推進に意欲を見せる一方で原発にはやや消極的なスタンスが総裁選を通して明らかになっています。今週の党役員人事・組閣や今後の政権運営を通して、どのように調整・政策に落とし込まれるか注視が必要です。

主な発言

☀️「再エネは最大限にその可能性を引き出しただろうか。地熱は世界第3位の潜在力をもっている。これだけ傾斜のきつい国だ。小水力発電の可能性は最大限に引き出していくべきだ」(毎日新聞)
🆙「AI社会は確かに電力を食う。しかし、新しい半導体の工場は従来の半分の電力でやっていけるということだ。省エネも最大限にやっていかなければならない。それは、結果として原発のウエイトを下げることになっていくということだ。そのこと自体が目的なのではない」(東京新聞)
⚠️「原発の安全性を最大限に高めていかなければいけない」 (時事通信)
💴「政府としての支援をさらに強化していきたい」- 核融合発電の研究開発に対して (日本経済新聞)


ニュースレターの登録はまだですか?

📩 投資情報、イベントや機会はこちらに送信してください。


📰今週のニュース

🗳️💰️大企業のスタートアップ投資先として、環境と人工知能(AI)が2本柱になりつつあると日経が報じています。CO2排出量の開示など市場の要請への対応や、最先端のデジタル技術を先取りする姿勢が大企業の間で目立ってきています。

✅経済協力開発機構(OECD)は25日、今年の世界経済成長予測を3.1%から3.2%に上方修正しました。利上げの影響が薄れ、インフレ緩和で家計所得が増えており、安定化の過程にあるとしています。 来年の予測は3.2%で据え置きました。 今年の日本の経済成長予測は0.5%からマイナス0.1%に下方修正するになっています。


💵今週の資金調達

🧠人の脳に似たAIモデルで超低消費電力を実現するTwinSenseは、環境エネルギー投資からシードラウンドで1億円の資金調達を実施したと発表しました。

🐛シルクの新素材開発・養蚕を行うながすな繭株は、レオス・キャピタルパートナーズ、ライトアップベンチャーズ等より、シリーズBラウンドにて総額約1.7億円(融資含む)の資金調達を実施したと発表しました。


今週のイベント

🔈アジア・スマートシティ会議:10月23日横浜市にて、アジア・スマートシティ会議が開かれ、アジア中から官民関係者が集まり、気候ソリューションに関する議論も取り上げられる予定です。申し込みはこちらから。


以上、日本や世界でのClimate Techに関する情報をご紹介しました。それでは、良い一週間をお過ごしください!

Climate Techに関する新しいアイデアや、イベント、関心/興味のあるトピックがあれば、ぜひClimate Tech Japanにまでお寄せください。


ニュースレターの登録はお済みですか?


🌎エネルギー政策 #84